保育園問題の解決と仕事も整理できたので
東京の世田谷から大阪へと引っ越す事にしました

前々回の保育園の記事がそれなりに広がり、この記事を公開する前に引っ越したらいいんじゃないの?といった事など色々いただき、それを有耶無耶にしか応えてなく心苦しくはありましたが、結論から言うと東京を離れ、産まれ育った大阪に帰る事にしました。

そんなこんなで、保育園関連の続きです。
結論から言えば、タイトルにある通り、今住んでいる世田谷区を離れるどころか東京からも離れ、大阪に行くことに決めました。

某ブログのタイトル風に書いてみようと、最初は「まだ東京の保活で消耗してるの?」としようと一瞬頭をよぎりましたが、保活で頑張っている世田谷区民の方々にあまりにも失礼だなと思い辞めました。

世田谷区に住んではや5年、個人的には家賃が高いなという以外にはなんら不満はなく、非常に満足しています。

家賃は高いですが治安も良いですし、住んでる人のレベルも高い(と思っています)し、同じママ友さんたちも上品な方ばかりですし、家賃が高い以外は本当に凄い良いところだなーと思ってます。

本当に世田谷区は好きで良かったなと思っています。
まぁそれと同じくらいに産まれ育った大阪も好きですし、わなかのたこ焼きを食べられるのが嬉しいです。

実はもう保育園に入れないと覚悟していたので、去年の秋頃から準備していました

世田谷区の保育園の記事を書いておきながら何なんだという感じがするかもしれませんが、実はもう去年の秋頃から、おそらくこれは認可保育園は落ちるね。かといって、認証や認可外も空きはないね。どうする?という事を夫婦で相談し続けていました。

前回書いたように、認可保育園へは今の我が家の指数の109点じゃ入れそうにありませんでしたし、このままじゃ負のスパイラルに陥るという事で、どうする?と相談していました。

ちなみに、負のスパイラルというのを改めて解説しますと、今、まさに自分の知人もこの状況になっていますが

  1. 保育園の預け先が認可外だろうと空きがない
  2. あったとしても月額15万~等の高級系か、いやそこは危険すぎでしょ…な園しかない
  3. 預け先がないから復帰したくても仕事に復帰できない
  4. 仕事先はそこまで協力してくれない
  5. 結局仕事を辞めざるを得ない状況になる

となるのが、負のスパイラルです。
自分の知人も会社がそこまで協力的じゃないという事もあり、この状況になりそうになっています。

現実問題、一般的な企業ですと、保育園に預けられませんでした。だから復帰できません。でも、預けられるようになったら戻りますね。はまぁ通じるところの方が少ないだろうと思います。

補足ですが、ベビーシッターに預けて仕事復帰するプランは基本無理があります

最後の仕事を辞めるという選択肢ではなく、ベビーシッターなどを雇うといった方法も無くはないですが、これ多分仕事で稼ぐ額よりもシッター代の方が高く付きます。

ベビーシッターって今はだいたい税込で1時間1,500円~2,000円が多いです。
そうなると、月~金の多少時短勤務で復帰したとしても、結局は移動時間など含めたらやはり8時間は見ておかないといけないと思います。

ベビーシッターにフルで預けると、2000円×8時間×20日間となり、合計で、320,000円というビックリ価格になります。

もちろん、月極などのプランが用意されていたり、そういうのを複数組み合わせて色々頑張れば、値段は抑えられるかもしれませんが、それでもおそらく働いてもらえる金額より高くつく可能性も十分あります。

そもそもベビーシッターってずっと預けるというより、保育園の迎えに間に合わないから迎えに行って貰って家で待機してもらったり等、何か突発的な中で、一時的に預かってもらうという感じのサービスになっているところの方が多いと思います。

と言うことで、補足の話は終了ですが、やはりベビーシッターに預けるのが無理はあるという事で、職場復帰を断念して退職するという流れになる人が多いのではないでしょうか。

結局、受からない以上は、職場辞めるのか、引っ越すのかの2択になる

実際、我が家もそうなりました。
このままいったら、どっちにしろ預けられる可能性は限りなくゼロに近いし、どうするかと。

知人も同じような感じで、知人の奥さんは仕事を辞めるか、働いて得た給料分をほぼ全額シッターかそれに代わるものに使って、足りない分は親を呼んでしばらく手伝ってもらってかの選択になりそうだと悩んでいました。

そこまでしなきゃいけないとはなぁ…とため息が重かったです。

特に、見習いじゃないですが下積みなどからやってやっと掴んだ正社員や、多少の役職に付いているなど、色々な事情があればあるほど、辞めるという選択肢を取るのも難しいんだろうなと思います。

我が家では家の近くの認可外には空きが無く、既に秋の時点でもう申込みでキャンセル待ちが軽く100人は越えてた状況でしたし、指数を110点にするのは不可能に限りなく近い、という状況だったので、秋頃からどうするかというのを兼ねてから夫婦で話合っていました。

そういう事もあり、もともと私も妻も関西出身で、大阪には当たり前ですが普通に詳しいですし、知人もいるので頼りながら色々情報を収集し、調査をしていました。

最後に書きますが、大阪も保育園事情は色々あれど、東京ほどではありませんでしたし、これはいけるかもね。という事になり本格的に調査をし出しました。

結果だけ言うと、年末年始の帰省の際に、不動産屋と住む候補の近くにある保育園をひたすら回って物件の内見&保育園の見学をして、良さそうなところが無事見つかった事で、不動産には一時金を支払って仮おさえを、保育園には見学時に話をして仮申込みをしてきました。

以前の保育園落選の記事にもあるように、晴れて(?)世田谷区での認可保育園も落選したという事で、準備していた大阪の帰省へまっしぐらに進む事になりました。

世田谷区など東京23区の人気区で1歳児の4月入園は諦めた方が良い程に難易度が高い
4月入園の保育園の結果が届きました。 もう予想通りではありましたが、ご希望に添うことができません。という結果の紙が入っていました。 自分の …

なんだかんだで実家の近くが親も喜ぶし最後の親孝行のつもりも含めて

実は保育園関連の事情で戻る風に書きましたが、実家近くへ帰る理由の1つにはこれもあります。

子どもが産まれた時って、保育園に限らず自分達の今後の居住区を決めると思います。
特に地方から出てきている場合、このまま住むのか、実家近辺に戻るのか、それとも家買うために別の場所へ行くのかなどなどあると思います。

私たちも産まれた時から色々話をしていて、どうする?帰る?このまま住む?という事をちょくちょく話をしていました。

例えば、実家が大阪で自分達が東京に住んでいた場合ですが、自分達はもちろん、親もまだ働いている場合、親が孫に会えるのは、年に数回しかありません。

もし仕事が忙しかったり、予定が合わなかったりすると、場合によっては年末年始の帰省だけで365日のうち会えるのは数日といった可能性もあります。

自分が特に小さい頃からじじばばには可愛がってもらって休みの度に会いに行く程大好きに育ったので、年に1回とか2回しか会えないのは寂しいよね。というのが本当のスタートでもありました。

また、ありがたい事に、特に義母は孫に恋してる程に可愛がってくれますし、長期連休はいつも大阪から東京まで遊びにきてくれています。

だからこそ、今のこの一番成長し可愛らしい時期に、滅多に会えずに遊べないというのはなんだか残念だなと常々考えていました。

どのみち成長したら親離れはもちろん、じじばば離れもしていくものだからこそ、今の小さいうちに、じじばばとたっぷり遊んだりかわいがってもらえる環境の方がいいんじゃないか?という気持ちがありました。

また、言っても私たちの親もいい年ですから、残りの人生そこまで長くありません。
下手したらあと数年とかもある種、覚悟もしています。

最後の親孝行というわけじゃないですが、孫と一緒に遊んだりする機会を少しでも多くした方がいいかなという気持ちがありました。

とはいえ、決め手は夫婦ともに、仕事の整理ができたから

そして、結局これが一番引っ越しできる理由の一番の大きな理由ですが、私も妻も仕事を変わらずやっていくことができるようになりました。

もともと私は自営というか、いわゆるフリーランス的な働き方です。
場所も問わず、ネット環境さえあればなんとでもなる身であります。

仕事で関わっているクライアントの皆に話をして理解してもらいました。
打ち合わせなどがあれば、そのまま新幹線で大阪⇔東京を往復すれば別になんとでもなるし、そうしなよーと皆が後押ししてくれたのは本当に助かりました。

もともと、家賃などは大阪の方が東京より安いです。
月に1回に東京大阪を行き来しても、大阪に住む方がまだ安いくらいですし、月に2回行って少し大阪の方が高いかな?というレベルです。

妻は会社員ですが、保育園に預けるタイミングで復帰予定だったのを、在宅での勤務に切り替えてもらいました。
これは本当に感謝感謝で、非常に素晴らしい会社で、他の会社だったら許可なんて出なかっただろうなという感謝の念しかありません。

名前出してこの会社良いよ!と言いたいところですが、迷惑もかける事になりかねないため控えておきますが、本当に助かりました。

在宅でOKの会社がもう少し増えてくれば、地方へ帰って仕事しながら保育園に預けてといった流れもできるんじゃないかな?と思っていますので、リクルートさんに凄く期待しています。

東京(都心部)以外の保育園の事情

これは地域毎でだいぶ変わりますし、自分達も新しく住むエリアのところしか調べていないので、そこまで確かではないかもしれませんが、今回の大阪は自分達の住むエリアは大阪の中では都心部に当たりますが、東京ほどの激戦ではないようでした。

例えばですが、大阪でも一番の激戦区の1つ大阪市中央区の保育園入園申込みの状況です。私が住むエリアではないですが一例です。
大阪市中央区の保育園の募集数と申込数

こちらが東京および世田谷区の募集結果です。
東京都世田谷区の保育園の応募人数【PDF】

大阪の方は第一希望の数値のみの表示で、世田谷は全応募数と第一希望の数値になりますし、選考方法が異なるので、比較してもあまり意味はそこまでありませんが…

世田谷区の大きな問題点は、第1希望だろうと、第100希望だろうと、書いてしまえば他人からしてみれば第1希望と同じ扱いのため、実際には比較するなら、世田谷区の選考では第1希望ではなく応募人数全員と比較しなければならないので、10倍近い差が出てきてしまいます。

この辺は世田谷区の問題点でまとめていますので気になる人は参考にどうぞ。

世田谷区の保活まとめ。指数の計算と選ばれる選考基準とその問題点のまとめ
前回の記事からだいぶ空いてしまいましたが、色々まとめ終わったので、今日と明日で保育園関連を連投してみたいと思います。 ちょうど他の区も発表さ …

恨み節ですが、世田谷区も書ける園の限定と、選考基準に希望園の優先順位の割り振りを考えてみて欲しいところです。

もちろん、良い園かどうかなどは見て確かめないと色々危険性もあるため、簡単に入れそうだから良いというわけではないのはわかりますが、全体的にやはり東京と比べれば少なめなのかなとも思います。

特に大きく違うのが認可保育園以外でした。
世田谷区では、認可外の4月入園すらもう一杯一杯で、100人待ちとかもザラですから、結局は認可を受かった人が出て行く枠に応募して受かるのを待つしか基本難しい状況です。

一方で、大阪では認可外の保育園は1歳の4月入園でも普通に空いているところもありました。

これはそこがダメな園というわけではなく、大阪でも一部の認可に絶対入れたい層が、一時的に預けて指数を稼ぐため、4月になったら認可に移るから一定数は4月入園分が空くんだと教えてもらいました。

そのため、年末年始で大阪に見学予約を入れた認可外の園は多くが、今からは無理だけど、4月からの入園なら空きが出るから可能と言われました。

もちろん、地区などによりますし、北摂などの人気エリアでは調べた限りで空いてないとこもあったり難しそうでしたが、大阪市内でも普通に空いているところもありました。

実際我が家も何園も見学に行って話を聞いて、その中で非常に良いと思えた園があったので、そこに仮予約という名のほぼ申込みも済ませて、我が家の保育園問題は一応、解決となりました。

余談ですが、認可外という名称はホント止めた方がいいと思うんですよね。

設備などはもちろん認可には及びませんが、園長や保育士の方の雰囲気なども非常に良いところもありますし、凄くこだわりを持ってやってるところもあるわけです。

実際大阪で見付けた園は、認可外ですが、東京で良いと思って申し込みをしていた認可の保育園の園長さんたちと同じくらい良い感じでしたし、保育士の方々も非常に良さそうな感じはしました。
もちろん実際に入園しないとわからない面も多々ありますが、それはどこも同じだろうとは思いますしね。

認可外という名称は、認可されてない=ダメな園という印象を勝手に与えてしまう言葉じゃないかなと思っています。

という事で、相も変わらず長くなりましたが、そんな感じで世田谷区を離れ、大阪へと旅立ちます。
まぁまだ実際に諸々の契約は済ませているものの、引っ越しもしていないし、まだ世田谷区民でもあります。

残り僅かな世田谷区ライフを楽しみながら、せっかくなので美味しいご飯を食べたり想い出作りのために色々と観光客になったつもりで、お出かけしていこうかなと思います。

結果論ではありますが、本当に今回は運が良かったなと思います。
妻の会社が在宅許可出してくれたり、自分のクライアントも問題ないと言って快く応援してくれたり周りに恵まれていたの一言に尽きます。

ですので参考になる事はあまりないかもしれませんが、これから出産される方は保育園がまだ入りやすかったり、実家エリアへの帰省、仕事場へ通勤可能なエリアへの引っ越しも検討するのも1つの手だろうなと思っています。

本当はそのまま問題なく出来る事が一番でしょうが、現状としてはそれは難しいので、嘆いているだけでは何も変わりませんし、何かしらそうなってしまっている以上、合わせていくしかありません。

保育園でどうしようと悩んでいる方は、夫婦や家族で話合って、ぜひ後悔のないようにして欲しいなと思います。
一日でも早く、働きたくて預けたい人が自由に預けられる時代になればいいなと思うばかりです。

一応、順を追って見たいという方向けにまとめておきました。

  1. 世田谷区の認可の落選通知が届いたよ。
  2. 世田谷区の保育園の選考ルールなどのまとめ
  3. 1歳の4月入園に認可に入れるためにしておくべき事
  4. 保育園入園のために大阪へ引っ越しします
  5. 【番外】保育園見学時に我が家が見て聞いていたチェックリスト

とりあえず、長々と書いてきましたが、我が家の保育園関連はこれで終わりにしたいと思いますし、次回以降は普通に育児関連で書いていければと思います。

  • 公開日:2016.02.19
  • 更新日:2020.04.04

テーマ:保育園・幼稚園, 共働き・仕事など

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