初めての子なら数日でも不安になる便秘
原因と解消させるための手段や方法を知っておこう
私たち親にとって、子どもの健康関連は特に気になる1つです。
なかでも、私たち親にも馴染みのある「便秘」に関しては気になっているという方も多いはずです。
私自身はどちらかというと胃腸弱なタイプの方で、便秘なんて自分の人生で1度も経験した事がなく、辛さがよくわからないため、子どもが1日出ないだけでも当時は少し大丈夫か?と不安になったりもしていました。
特に初めての子ならやはり1日出ないだけでも焦る人も多いと思いますし、その原因や対処・解消させる術を知っておくべきという事でまとめてみました。
赤ちゃんの便秘は普通によく起こる事でもある
前提として書いておくと、そもそも、赤ちゃんの便秘というのは実際にはよくあることです。
多分、子育てしている人に聞いてまわると、たいていの人が便秘になったよーと答えるのではないかと思う程普通に起こります。
ただ、その個人差や程度が違います。
早い子では数ヶ月頃から便秘が始まるとも言われていますが、毎日便が出ないからといって、それが便秘だとも言い切れません。
便秘はある意味では個人差によるところも大きいため、私たち親が赤ちゃんからのサインを見逃さないようにしていくしかありません。
あまり食欲がないとき、うんちが固いとき、機嫌が悪いときなどは便秘の可能性を疑ったほうがいいですし、うんちのときに毎回泣いている、肛門から出血が見られるといったときには、便秘によって別の疾患になっている可能性もありますので、すぐ病院で診てもらいましょう。
そこまで気にしすぎる必要もありませんが、気にしなさすぎて他の何かに苦しんでいるのを見逃すのは愚の骨頂ですから、そこだけはしっかりと注意しておく必要があります。
そもそも赤ちゃんの便秘の原因とは
母乳やミルクしか飲んでいない赤ちゃんは、便秘とはほど遠い関係な気もするのに便秘になるという事は、やはりそこに原因はあるわけです。
まず原因として考えられるのはこの3つです。
- ミルクが合っていない
- 水分が不足
- 運動不足
これらのどれか1つに当てはまっている事もあるし、当然複数に当てはまるということもありえます。
母乳だけで育てている方なら関係ないかもしれませんが、ミルクや混合で育てている方の場合、この粉ミルクが赤ちゃんにとって合わない場合は、便秘を引き起こしてしまう可能性があると言われています。。
ただどのミルクならといった事は個人差によるものも大きいですから、あまりネットや人の意見に左右されすぎない事も大事です。
あの子が便秘になったからといって、我が子も便秘になるわけではありませんし、あの子がミルクを変えて便秘が解消されたからといって、我が子も同じようになるとは限りません。
また、水分不足については私たち大人も同じですから解るかと思います。
少ない水分量のうんちがさらに水分を吸収され、固くなって出にくくなってしまう事に繋がります。
こうなると、うんちが出にくくなってしまうだけではなく、出たとしても硬いため、うんちのたびにつらい思いをすることになります。
飲んでいるミルクの量や母乳の量などが足りていないかを注視しましょう。
そして、最後の運動不足についてですが、これも大人同様です。
運動不足=筋肉が衰えてしまい出す力が弱まるのと、腸が刺激されず、便秘となってしまいます。
ハイハイや伝え歩きなどが出来るようになれば変わってきますが、それまでは抱っこしたりで赤ちゃんと適度に遊びながら運動不足にならないように心がけましょう。
もちろん、これら以外にも原因となる可能性は色々あります。
例えば、タイミング悪い時にうんちをしてしまって、それを怒られた事を記憶していると、うんちする=怒られると記憶しているかもしれません。
他にも、何かの時にうんちをしてお尻が痛かったから、うんち=痛いと記憶していれば、我慢を続けてしまうといった事も考えられます。
原因は色々な事が考えられますので、あまり神経質になりすぎず、ストレスを抱えない事も大事です。
親がストレスを抱えて接すればその分だけ子もストレスを抱えてしまいますからね。
便秘になった子を解消させる方法
原因がはっきりこれだと解っていれば、それを解決させれば問題ありません。
例えば、ミルクが合わない場合なら、母乳を飲ませるように意識したり、場合によってはミルクを変えるというのも1つの手です。
その際には、オリゴ糖がたくさん入ったものを選ぶものがオススメです。
水分が不足している場合には、こまめな水分補給を意識させます。
なんだかんだで赤ちゃんの便秘は、離乳食をはじめてからが圧倒的に多くなりますので水分不足には注意をしておきましょう。
また、糖分にはうんちの水分量を調整する働きがありますので、砂糖水などを飲ませてあげるのもオススメです。
ただし、一度に大量の水分を取るのではなく、こまめに与えていくことが大切ですので注意しましょう。
運動不足になっている場合には、当たり前ですが運動をさせてあげることです。
ハイハイや歩く事が出来る年代であれば、そのまま一緒に運動できるように導いてあげましょう。
まだハイハイが難しいのであれば、私たち親が、一緒になって遊ぶように運動させてあげましょう。
足を優しく動かしてあげたり、うつ伏せにして腹這い運動をさせてあげたりなど、工夫をしながら運動不足を解消させてあげましょう。
多くの人が実践する有名なのが「の」の字マッサージ
赤ちゃんの便秘と言うと、だいたいどこでも言われるのがこれです。
お腹を「の」の字に通りにマッサージするという方法ですが、実際これをやるとその後に出てきたりしますのでちょっと面白いです(笑
いまいち原因はわからないけど、とりあえず便秘っぽい…と悩んだ時は、まずはこの「の」の字マッサージを実践するのが手っ取り早くて良いです。
我が家も便秘っぽくなった時は、しょっちゅうやってましたが、我が子もマッサージが気持ち良いのかこしょばいのか、最初は気持ちよさそうにしながら途中からケラケラ笑ったりもしていました。
それでもダメなら肛門を直接刺激
初めての時は非常に恐怖がありますが、慣れれば意外とそうでもなくなります。
我が家でも数回軽く行いました。
今思えば、これやるほどではなかったよね。というのは経験を積んだからだとは思いますが…
一応小児科でも教えてもらった方法で、綿棒の先端にベビーオイルをつけて、肛門とその周りを優しく撫でてあげ、場合によっては綿棒浣腸として、肛門に優しく入れてあげて、ゆっくりと前後に動かしてあげればOKです。
初めての時は、慎重に慎重を重ねて、傷つけたり痛みを与えたりしないように細心の注意を払って行いましょう。
また、綿棒浣腸は赤ちゃんによってはすぐドバっと出てくる場合もあるそうなので(我が家はそういう状況はありませんでしたが)、くれぐれも周りの環境をきちっと整えてから行うようにしないと、大惨事になってしまうため事前準備もしっかりと行っておきましょう。
とはいえ、このレベルまでいくのは相当の便秘の場合のみで、たいていは自然に出てきます。
我が家でも綿棒浣腸を2~3回行った事がありましたが、結果的には、そんな急いでやらなくてもよかったよね…と少し反省したほどです。
それ以降は、水分や離乳食のメニューなど日常生活などを省みたりして、出ていない時は対処するようにしています。
それ以来、我が子は基本的に便秘知らずで(というか今までもそこまで気にしなくて良かったレベルだったと今なら断言できますが当時は色々不安もあったので)過ごせています。
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