フリーランスなどの個人事業主の保活の盲点
世田谷区ならなおさら知らないと痛い目に合うことも
自営業、フリーランスなどとにかく会社員という肩書きではない方で、特に保育園に入園させたいと考えてる方の落とし穴が1つあります。
むしろ、自分達はそれに見事に今、陥っているわけです。
私たちはプロフィールにも記載の通り、世田谷区在住です。
言わずと知れた、待機児童数が日本でもトップクラスという非常になかなか厳しい場所でもあります。
もちろん、今回は世田谷区はそうであるというだけで、他の都道府県、市区町村ではどうかはわかりません。
ですが、おそらくは同じような形になる事は多いのでは?と思いますので、まとめておきます。
そもそもの保育園の入園基準は点数制
保育園に入りたいと考えた場合、まず前提となるのが点数制です。
これは実際にやってみないとなかなかイメージが掴めませんが、その立場になればすぐわかります(笑
例えば世田谷区ですと
- 週に40時間以上の仕事をしている
- 1年以上継続して働いている
- 育休中である
といった事が、挙げられます。
週に40時間以上、いわゆるフルタイム勤務で、それぞれ50点、夫婦なら合わせて100点です。
さらに、1年以上の勤務ならそれぞれ1点ずつで夫婦でプラス2点、育休上がりで入園するとなれば、プラス5点で、合計109点。
世田谷区では、過去の色々な人のブログを見たり、実際に役所で相談にいってみたりして聞いた限りでは、この109点というのが、スタート基準です。
スタート基準というかこの109点がない限りは基本的に難しいと思っても良いほどです。
世田谷区の人達はこの109点から1点をどう積み上げるかで四苦八苦しています。
かくいう私たちもそうなのですが、なかなかここからのプラス1点が難しいわけですね。
既に育休を終わらせ、仕事に復帰して誰かに子どもを有償で預けているといった場合は、加点されます。
多くの人はこのポイントで110点を狙いに行くという人が多いようですが、これがなかなか難しいわけです。
そもそも有償で預ける=育休は終了させる事になる=フルで働かなければならない=5日間見てもらえるところを探す=空きはほぼない
という、まさに抜け出せないサイクルに入っているといった感じです。
他にも色々な加点減点のルールがあり、1人で育てている方などは、さらにプラスで大幅に加点がされますし、逆にマイナスされる要素なども多々あります。
一時、保育園に預けるための偽装離婚などが話題になりましたが、こういう理由だったりします。
この辺りはは、役所に行くか自分の都市のホームページで調べれば、何がどうかというのはすぐに調べられます。
問題なのは、点数が同じだった場合に何から優先されるのか
基本的には、さっきも書いたように点数順です。
ですが、点数はある程度は固まる事も想定されるわけです。
フルタイムで1年以上に夫婦共に働いていて育休中であれば、全員が109点になるわけです。
この109点を基準に、みんなが積み上げたりして点数がバラバラになるかというと、実際にはそう簡単に積み上げられるわけではなく、ある程度の点数はこの109点で固まってしまうものです。
そのような点数が同じ点数だった場合、次に優先されるのが世田谷区の場合、「昨年度の世帯年収の低い順」になります。
他の区ではお金払って預けている方を優先などになる区もありますが、世田谷区の場合は、指数の点の次は年収の低い順からとされています。
フリーランスなどの年によって売上げがばらつく人は要注意
会社員の人で年収が1年でジェットコースターのように上がったり下がったりという方はそう多くないと思いますが、フリーランスなら十分にあり得ます。
仮に一昨年は凄く苦労して年収が低く、昨年はその分挽回してだいぶ盛り返した。
となったら事業的には問題ないのですが、保活面から見たときには最悪で、収める住民税が増えている=高所得世帯に分類されてしまいます。
おそらく109点という数値は世田谷区では基準であり一番多い指数の1つではないかと思われますので、年収の低さというのは選考においても比重が高いものになってきます。
去年はたくさん仕事もらえてやったーと仕事面では確かにありがたい限りではあるのですが、保育園に入れる事を考えて、色々仕事のやり方なども考えておくのも必要かもしれません。
たまに妊婦時代から保活をする人もいるようですが、多くの人は産まれてから開始する人が多いと思います。
産まれる時期によっても変わりますが、子どもが産まれると解った時点で、その後に行うであろう保活のためのその年の事業の経費諸々の計算などもしておく方が良いかもしれません。
法人ではなく個人事業主として活動している方は最後まで年収は予想できない面もあるため、意外と盲点になりやすいかもしれません。
同じような境遇の方は気をつけましょう。
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