せっかくだからしっかり祝ってあげたい!
初節句に向けて準備するものやマナーと流れについて
子どもを持つと、今まで日本人なのに日本の色々な事を知らなかったんだなと改めて気付かされます。
名前や存在自体は知っていたとしても、じゃぁ実際に何するの?と言われると、わからないといった事が実際に多くあり、調べてネット社会に感謝するわけです。
今回の「初節句」も耳にしたり言葉自体は知ってるけど、じゃぁどういう由来でどういうもので、何をするの?となると、知らなかったわけで、自分の子ができて調べてやっと知ったという事で、備忘録的にまとめてみました。
そもそも初節句について
そもそもの「節句」というのが、季節の節目となる日のことを指します。
ですから、初節句というのは、赤ちゃんが初めてむかえる節句という事を意味します。
女の子であれば3月3日の桃の節句、男の子であれば5月5日の端午の節句がそれぞれ初節句にあたり、我が子は男の子でしたから、5月5日のこどもの日が該当します。
女の子にはひな人形を、男の子には兜飾りをそれぞれ贈り飾ると聞けば、あーあれか!となんとなくイメージできる人も多いかもしれませんね。
実際自分も、あ、小さい時、親にやってもらったようなやってもらってないような…といった記憶があります。
初節句の意味的なものとしては、子どもの健やかな成長を願う行事です。
そのため、初節句は家族だけではなく友人や親戚なども招いた上で盛大にお祝いするという方が多い傾向にあります。
ただ、初節句を迎える際に、子どもが小さい時には、1年待って、翌年に初節句のお祝いをするのが一般的となっています。
我が家では2月産まれでした。
5月5日は2.5ヶ月ほどになるので、どうしようか…と思う事もあったのと、今年はGWに帰省もできないし親も来れないし翌年にみんなでやろうという事で、今年は行わずに翌年に持ち越すことに決めました。
今さら聞きにくい初節句の準備やマナーについて
もちろん初節句の準備は子どもが男の子と女の子の場合で異なりますので、それぞれしっかり自分の子に合わせて用意と準備をしましょう。
女の子の場合
初節句の準備に関しては、女の子の場合はまず「ひな人形」が必要になります。
このひな人形には、生まれてから大人になるまで厄災から守ってくれるという意味合いがあると言われているようです。
行事的には、母方の祖父母から初節句のお祝いという形で、送られるものになっているそうです。
ただ、今ではそこまで厳密にしている家庭もそこまで多くないようで、みんなで見に行って買いに行っているという方も多いと言えます。
ひな人形を飾るのには、2月19日か20日の「雨水の日」が良いと言われています。
というのも、この雨水の日に飾ると、よい伴侶に出会うことができると言われているのです。
初節句の前日などに慌てて飾るのは「一夜飾り」と呼ばれ、縁起の悪いものとされていますので、それだけは避けるように前持って準備しておきましょう。
男の子の場合
男の子の初節句には、兜飾りが必要になります。
女の子のひな人形と同じように、行事的には母方の祖父母から初節句のお祝いに贈られるものとなっているようですが、これも実際皆で見に行ったりというのが現代的と言えるかもしれません。
実際我が家でも、来年にして今年は行わないとしましたが、実際見に行ったりして、値段のチェックやどんな種類があるかなど見ていましたが、その時期になってくると皆家族で見に来たり購入しに来てる人もたくさんいました。
男の子の兜の場合は、飾る時期はそこまで気にしなくても良いとされているようです。
一般的には春分の日を過ぎたら、出していいタイミングだと言われています。
ただ、前日に慌てて飾るのは、ひな人形と同様で「一夜飾り」と呼ばれ、縁起が悪いものとされていますので、男の子の場合もこれは絶対に避けるようにしましょう。
初節句のマナーに関して
初節句に自分たちだけでなく、親や親戚、友人など他の方を招待した場合、その方からお祝いをいただく事もあります。
その場合は、お祝いの膳でお返しをするようにします。
お祝いの膳に招くことが内祝いという形になります。
また、来席できない方からお祝いをいただいたら、内祝いとして祝い菓子などを贈るようにします。
お菓子以外であれば、実用性を重視した商品券やカタログギフトなどでも問題なく、目安としては頂いた金額の3分の1ほどのお返しをするようにします。
お祝いを贈る側の場合には、何か喜ばれるものを選ぶか、現金でのお祝いが望ましいく、何を贈ればいいのかわからないという場合には手っ取り早い商品券でも問題ありません。
初節句の流れについて
初節句の流れについてですが、女の子の初節句にはひな人形を飾り、ハマグリのお吸い物やちらし寿司をいただきます。
ひな人形へのお供えという形で、ひなあられや菱餅が飾られます。
男の子の初節句には、兜飾りを飾って、鯉のぼりを上げておきます。
マンションなど、自宅で鯉のぼりを上げることができないという場合には、鯉のぼりの飾りや小さめの鯉のぼりを飾るようにしましょう。
だいたい時期になると多くの色々なお店でそういったプチ鯉のぼり的な商品が出てきますし、マンションなどでは、ベランダに小さな鯉のぼりが上げられているのを見かけた事があるはずです。
実際に子どもを持つまではあまり意識しませんでしたが、自分の周りでもよくよく見てみたら、結構鯉のぼりがあったりと、いかに自分が意識しないまま見ているのかを実感するばかりです。
端午の節句には、柏餅やちまきを食べることになりますが、この柏餅やちまきは縁起物とされており、初節句時には、祖父母や親戚などを呼んで盛大にお祝いするという方も多くいます。
【追記】
我が家では、大阪に帰ってきたこともあり、自分と妻の両親をそれぞれ招待し、初節句を行いました。
結果としては、1年待ったおかげで皆でやれたので良かったのかなと思いますね。
初節句の服装について
初節句の服装ですが、実際にはそこまで気にする必要はありません。
盛大にして、多くの人を招待するならまた違うかもしれませんが、自分たちと親など気心知れてる人たちのいわゆる身内祝いなら、今では普通の服装で行うところがほとんどかと思います。
ただ、多くの人は写真を撮ると思いますので、せっかくのイベント毎ですから、多少はセミフォーマルのような少しカチッとした服装の方が、あとあと見直した時に良いかと思います。
最後に、節句のお祝いが終わったらひな人形は3月3日を過ぎたらすぐに片づけるのが鉄則とされています。
これも、過ぎても飾っておくと、婚期が遅れるという言い伝えがありいつまでも飾っておくのはあまりよくないという理由からです。
男の子の兜飾りに関しては、ひな人形のような言い伝えもなく、しばらくは飾ったままでも問題ないようですが、シーズンが終わったら早めに片づけておく方がいいかもしれませんね。
古い時代からの行事のため、なんとなく女の子側には多少厳しく、男の子側はゆるい印象を受けなくもないですが、親世代や親戚などではまだまだそういった考えを持っている人もいるので、無駄なトラブルを起こさないためにも、ある程度は習わしに従っておくほうが良いのかもしれません。
結局我が家では、1年後に両親たちを呼んで身内だけで行いました。
兜とプチ鯉のぼりを行い、なんだかんだで両親達の嬉しそうな表情を見ながら楽しく行えました。
これから初節句を迎える方は、せっかくの記念なので、皆で写真撮影を行うでしょうし、構図や立ち位置、そういった準備を含めて色々あらかじめ準備と用意をしておくと良いかもしれませんね。
なんだかんだで、グダグダになってしまい、特に年配の男性陣が、徐々に面倒くさそうにしていくようになりますから(笑
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