幼稚園の意外な盲点と落とし穴?
フルタイム共働きが幼稚園に預ける時の注意点

  • 2018.05.30
  • 2020.04.05

保育園・幼稚園

我が子が幼稚園に行ってから2ヶ月近くが経ちました。
最初の頃はまだまだ環境の変化などもあり、慣れてない事もあり登園時に泣いてましたが、今では笑顔で挨拶できるようになりました。

子どもの適応能力はやはり高いですね。
最初の頃は体操服なども汚れず、綺麗なままだったりしてましたが、1ヶ月も経てば慣れてきたのか砂場で汚してきたり、はしゃぎ回ってこけて擦り傷などを作ってきて、親としてホッとしている限りです。

ということで本題ですが、我が家もそうですが、夫婦でフルタイムの共働きの方で子どもを幼稚園に入れたいと思っている場合、実は事前に知っておくべき事があります。

そもそも、今の保育園って2パターンあると思います。
3歳で卒業しなければいけない園、いわゆる預かれるのが2歳児までの保育園と、小学生入学前の5歳児まで預かってくれる保育園があります。

3歳児で卒業の園の場合、次も同じように保育園に行くのか、幼稚園にするのか悩む人もいると思います。
同じように、今の保育園で5歳児まで預かってもらえる園であっても、3歳児としてそのまま保育園で進級するか、幼稚園に転園するかと悩む方もいると思います。

幼稚園の多くは14時頃でいったん終わりますが、今の時代、共働きが多い事もあって、今ではほとんどの幼稚園で延長クラスが備わっています。
多くの場合は、幼稚園では預かり保育の事をホームクラスと呼んでいるところが多いですが、園固有の名前もあったりします。

実際、自分が見学した園はもちろん、調べた近隣の通える候補の幼稚園全てで朝は7時30分から、夜は18時~19時くらいまで、延長クラスが用意されていました。

そうなると、フルタイム勤務の共働きでも、幼稚園も通える候補の選択肢に入ってきます。
保育園の抽選って2月頃までかかりますが、幼稚園だと9月や10月に確定するので気持ち的に凄い楽ですしね。

しかしながら、いざ実際に行ってみると、我が家もそうでしたが保育園とはなかなか色々と違ってたりして、「おーマジか!どうしよう」というシチュエーションに出会います。

ということで、共働きでフルタイム勤務の人で、特に保育園から幼稚園に来年以降うつって入れたいなーと思ってる人向けに、知っておくと良いかもという事をまとめてみました。

保育園と幼稚園の管轄がどうだ、違いがどうだーという情報ではありません。
フルタイム勤務だからこそ、幼稚園を検討する時に知っておくべき、知らずにいると夫婦ゲンカになり得るんじゃ?という情報をまとめてみました。

幼稚園と保育園は似てるけど全然違う

まぁこれに尽きます。
保育園、幼稚園と、園と付いているまぁだいたい似たようなものでしょーという感じがしますが、結構違うなと初日から感じました。

ちなみに、幼稚園と保育園の違いや大きく変わった事などは、こっちにもまとめてますので合わせてどうぞー。

幼稚園と保育園の違い。保育園から幼稚園への転園で変わったなーと思う事
幼稚園へ行きだして2ヶ月が経ちましたが、気付けば、書いてる内容が幼稚園ばかりだなーと思う日々です。 まぁでも色々と環境が変わったりもしていて …

そうはいえど、やはりこのあたりも園に左右されるので、全ての幼稚園がどう、保育園がどうというつもりはありません。
ですが、やはり幼稚園は幼稚園だし、保育園は保育園だなーという感じはします。

なので、保育園の時の心構えや印象のまま行くと、なんか幼稚園って…とマイナス感情を感じてしまう可能性があります。
逆に、幼稚園って!!!というプラス感情を抱くかもしれませんが、これは以前の保育園と新しく行く幼稚園の方針や決め毎などで変わるかもしれません。

幼稚園は幼稚園。保育園は保育園。比較しない心構えが大切

人間は誰しもやはり比較してしまいます。
そのため、保育園から幼稚園に移ると、つい保育園の時はこうだったしという自分のルールを持ってしまいがちです。

特にそれが自分に都合が良ければ良いものであるほど、幼稚園で変わってしまうと、幼稚園はダメだーとなってしまいがちです。
保育園の時は融通効かせてくれてたのに…なんて思ってはいけません。

「郷には入れば郷に従え」という昔からの言葉があるように、幼稚園のルールにしっかり従う必要があります。
個人的には、見学などに行って質問をたくさん投げかけたりしましたが、幼稚園の方がルールが細かかったり厳しいという感じはします。

特に、保育園時代が小規模の保育園だったり、クラス分けのされていない保育園に通われていたりした場合、いわゆるアットホーム感がぐんと減って、事務的と感じてしまうのではないかなと思います。

ということで、色々と保育園と違うなと感じたところをまとめていきます。

意外と知られてない幼稚園に存在する「代休」制度

共働きにとって一番誤算になるのがこれじゃないか?と思っています。
自分も知らなかったので、おぉ。そうか。そうなのか…どうしようとなったりしました(笑

そもそも、幼稚園の見学時の質問などで、共働きだと必ずといって良いほどにする質問が、各種イベントの開催や頻度と強制参加かどうかなどです。
園によってこのあたりはバラバラで、月に数回、保護者が参加するイベントがあるところもあれば、数ヶ月に1回といったところもあります。

また、お遊戯会や運動会や授業参観、遠足といったほぼ全ての園である各種イベントの日程が、平日開催なのか土日開催なのかなどを聞いている人も多いかもしれません。

我が家も、土日開催なら有給使わずに参加できるやん。ラッキー。と安心してました。
しかし、それは園によっては大きな間違いで、土日開催になっている場合、それに対して翌営業日に代休が存在する事があります。

すなわち、土曜日や日曜日にイベントが開催されると、月曜日はお休みです。幼稚園そのものが休みになります。

見学時、さすがに開催曜日を聞く人はいても、その代休はありますか?といったところまで聞いている人は少ないと思います。
もしこれから見学行くという人は、聞いてみるといいかもしれません。

保育園でもそうですが、幼稚園でも色々なイベントが開催されます。
自分の幼稚園のもらった年間スケジュールを見てみると、親子遠足、授業参観(母の日用・父の日用)、運動会、お遊戯会、クリスマス会、農園体験など多種多様にあります。

当然平日に開催されるものもありますが、土日に開催されるものもあります。
特に、親が一緒になって参加するタイプのものは、以外と土日開催される事が多いです。

そして、幼稚園ではこのイベントが開催された翌月曜日が代休としてお休みになる事もあり、休みなため当然延長クラス系もなく、園全体が完全休みになります。

幼稚園はいわゆる学校教育法に基づく学校です。
小学校とか中学校時代、そういや運動会を土曜日にやって、月曜が振替休日で休みで喜んでた記憶ありますよね。あれです。

土曜日や日曜日にイベントを行うと、月曜は幼稚園休みになります。
そうなると、共働きにとっては一大事で、どちらかが仕事を休むか、他のところに預けたり何かしらの対策が必要になります。

自分達に関係無い幼稚園イベント時でも影響を受ける

土日開催のイベントだけでなく、他にも幼稚園でも色んなイベントがあります。
そういうイベントで、だいたい年長、年中などお兄ちゃん、お姉ちゃんにとっての一大イベントなどの時、だいたい下の組はお休みという事があります。

最たる例が「お泊まり保育」でしょうか。
多くの幼稚園では年長組が行いますが、その時は年中や年少組はそもそも幼稚園がお休みとなる園もあります。

その場合、親は有給使うか他の施設に預けて見てもらうかという必要があります。
こんな事を予め知ってる人はいないので、これも見学時にどういう感じになるかを聞いておくと良いと思います。

他にも園によっては創立記念日やお盆休みなど含めた夏休み期間、冬休み期間などが存在します。
このあたりは保育園も同じかもしれませんが、微妙に職場の休み期間と違う事も考えられるので少し注意が必要です。

保育園などは結構預かってくれる期間が長いところもありますが、幼稚園は結構休みが長いところもあります。
当然見学時もまだ翌年の夏休みはいつからいつまでかなんて決まってない事が多いので、注意しておきましょう。

イベントの雨天時なども基本お休み

これもビックリでしたが、例えば遠足など平日に行うイベントでも、天候によって実行可否が問われるイベントがあります。

そういう場合翌日などに予備日が設けられているのですが、仮に雨でその遠足などのイベントが中止になった場合、幼稚園で通常通りとはならず、お休みになったりする場合があります。

晴れたら開催、雨なら中止して振替日に行うので、その日はお休みという具合です。
これがなかなか大変で週間天気予報などとにらめっこしながら、晴れろ!晴れろ!晴れろ!晴れろ!晴れてくれー!と願わなければなりません。

天気がコロコロ変わる時期のイベントなどだと、休みになるかもしれないし、ならないかもしれない…と前日や直前までわからなかったりでなかなか大変だったりします。

入園が4/1~じゃない事が多いのと短縮期間や延長不可の存在

保育園だと、多くが4月の最初の営業日から始まります。
4/1が平日なら4/1から始まるという園が多いのではないかと思います。

ですが、幼稚園は始まる時期がもう少し後というところが多いです。

その時期は地域や自治体によっても変わりますし、私立なら園によってもバラバラです。
4/3というところもあれば、4/5、4/6、4/10というところもあるなど様々です。

共通して言えるのは、4/1からではないところが多いという点です。

これ、軽視していると共働き世帯には重くのしかかります。
というのも、保育園に通っていたとしても3/31で卒業しているので、4/1からは行けませんし、幼稚園もまだ始まってない!という状況になるので、何かしらの対処が必要です。

始まってすぐは慣らし期間の短縮期間で延長預かり不可の場合も

幼稚園は3歳からしか入れませんので、既に保育園に通っていた子が転園して入るというパターンと、3歳まではどこにも入らず3歳で幼稚園が初めて入園というパターンが2種類あります。

そのため、結局新しい環境になるため、保育園の頃と同じように慣らし期間の短縮期間が設けられているところが多いです。
多くはしばらくは午前中のみ、というところが多いと思います。9時頃に預けて、12時にお迎えに行く。というパターンですね。

我が家が行っている幼稚園でも、4月は入園後2週間は弁当なしの午前のみ、ゴールデンウィークまでは延長預かりも原則なし(子どもが泣かず幼稚園に慣れていた時のみ事前相談により可能)というルールでした。
まぁ結局、我が子は毎日が大号泣だったので早期からの延長預かりは見送りましたが…(笑

フルタイムの共働きだと、この期間の対処が結構大変です。
4/1から入園式まで、入園後は延長預かりしてくれる時期までどうするか。

場合によっては1ヶ月近くの期間になります。
色々と夫婦でどうするか、どっちが早退したり有給使ったりしてお迎えに行くかを考えたり職場と相談する必要があるかもしれません。

ちなみに我が家では、以前の保育園が認可外のためいつでも使ってねー、なんならもっと来てね。遊びに来てね。というありがたい言葉を頂いていて、4/1から入園式までそこに預けてました。

入園式後の短縮期間中も、通っていた保育園と今の幼稚園は徒歩で20分くらいの距離だったので、自分が自転車で昼にお迎えに行って保育園に預けてました。
短縮期間は、8:30~12:00が幼稚園。12:30~17:30が保育園という形で対応してました。

このあたり自分達は運が良かったですが、認可に通ってて新たに預けるところが見つからないという場合、この期間をどう対処するかという事を考えなければなりません。

幼稚園では、保護者=お母さんが根強い

まぁこのあたりは昔の名残が強いのかもしれません。
そもそも幼稚園の標準教育時間は「9:00~14:00」で、今でこそ共働きが多いので延長クラスを用意してくれてますが、昔は無かったみたいですしね。

この14時に終わりとなると、どうしても働いていると厳しいです。
そして今の世の中、どちらか1人だけ働くとなると、やはり父親が働くというのが圧倒的多数です。

そのため、幼稚園もそういう感じで、父親は働いて、母親が幼稚園の行事に参加する前提で進む事が多く、基本はお母さんというスタンスが強い気がします。

なので、送られてくるプリントや各種イベントなどは、全て基本的にお母さんが参加したり、作業するという前提で書かれていて、例外が父親参観といった感じですが他は基本は何も書かれてないけれどお母さんというのがスタンスっぽい気がします。

自分は自営のため時間は割と融通が利かせられるため、割とイベント各種に参加したいと考えてます。
なので、これ父親も参加して大丈夫ですか?って聞いてみると、えーっと、ちょっとまってください。と前例が無かったかのようにいつも確認されます(笑

父親で幼稚園イベントがっつり参加したいぜ!って人は少し戸惑われるかもしれません。

まとめ

ということで、保育園から幼稚園にうつって感じた事をまとめてみました。

特にやはりフルタイム勤務の共働きとしては休みが大変になるかと思います。
自分自身の体調不良、子どもの体調不良、イベント参加、こういった時用に有給などは残しておきたいというのが親としての本音かと思います。

親も元気、子どもも元気、でも幼稚園はイベントでお休み!という予定が、思ったよりあったりします。
ざっと計算してみただけでも、我が子の幼稚園でも、入園式のお休みを除いたとしても、年間で10日くらいはありそうだなーという感じです。

そのため、インフルエンザみたいな比較的長い休みが必要な病気にかかってしまうと、あっという間に有給が無くなってしまった…どころか足りない!なんて事になりかねません。

我が家と同じように、今は保育園だけど、3歳になったら幼稚園に移ろうと考えたりしている方で、特に共働きの方は、このあたり知っておかないと、職場との関係性や環境などによって、協力的な職場なら良いのですが、そうでなければ立場が辛い状況になりかねません。

  • 公開日:2018.05.30
  • 更新日:2020.04.05

テーマ:保育園・幼稚園

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